写真との組み合わせで良いものを作りたい!ロゴ作成におけるテクニックを紹介!

写真を利用したロゴ作成を行いたいけれど、どうしても上手くいかないと悩んでいる人もいるかもしれません。その悩みは少しのテクニックを駆使するだけで解決できる可能性もあります。そこで今回は写真との組み合わせで良いロゴを作りたいときに役立つテクニックを紹介していきます。

このテクニックを活用すれば思い通りのロゴに仕上がりやすくなります。

→ロゴ作成の方法と注意すべきポイント

テキスト文字のフォントは太いものを使おう

写真とテキストを組み合わせて良いロゴを作りたいと考えている場合に起きやすい問題が、写真のインパクトが強すぎてテキストが読みにくいことでしょう。

特に人が多く写っている写真や障害物の多い写真はテキスト文字が写真と重なりやすく、読みにくい状況が生まれやすいです。文字を使って会社のイメージや商品のイメージをアピールしようと考えている場合には、この写真とテキスト文字が重なる現状はマイナス効果が大きいと言えます。

そこで役立つのが太字フォントです。フォントの太いものを選択することによって、写真に重なっていても文字が強調されやすくなるのでロゴを見た人が読みにくさを感じるケースが減るでしょう。太字フォントを選択すると文字の印象が角ばったものに変わります。

フォントの丸さが気になる場合にも、太字フォントは良い効果を与えてくれると言えます。

縁取りで文字を強調する

写真とテキストを組み合わせたときの文字が読みにくい問題は、太字フォントを使う以外の方法でも解決が可能です。別の方法として有効なのが、文字の縁取りです。文字の縁取りを行うことによって、写真とテキストが同化しやすい問題を解決できます。

文字の縁取りを行えば文字が強調されるので、背景写真よりも文字に注目が集まってほしいと考えているときに有効活用するのが良いでしょう。太字フォントの場合は文字が角ばった印象に変わってしまいますが、縁取りの場合はフォントに対する印象は変わらないというメリットがあります。

例えばこだわりのフォントがあり、そのフォントの印象は変えたくないと考えている場合は太字フォントを使わずに文字の縁取りを選択するのが効果的です。縁取りを行う際の注意点として挙げられるのが、フォントカラーの選択でしょう。

縁取りを行った場合は文字の色と縁取り箇所の色の2つを決めなければいけません。そのときに文字の色と縁取り箇所の色に同じ色を選択してしまうと、文字が潰れてしまうので注意が必要です。文字が潰れてしまえば、縁取りを使った意味がなくなります。

そうならないようにするためにも、文字と縁取り箇所の色は分けるようにしましょう。

カラーで写真と文字の区別をつけよう

写真と文字が同化しやすいのは、写真の色合いと文字の色合いが似ているからである可能性が考えられます。そのような場合は写真の色合いからは遠い文字色を選択するのが効果的です。例えば背景に紅葉の写真を使っているロゴがあった場合、文字色は赤やオレンジ以外のものを選択するのが好ましいでしょう。

基本的には写真の色合いが暖色系の場合は寒色系の文字色を選択するのが良いです。

写真の色合いが寒色系の場合は文字色は暖色系の方が良いと言えます。このように写真の色合いと文字色は対極にあるものを選ぶことによって、写真と文字の区別がつきやすく同化しにくいというメリットが得られます。文字の縁取りを使ったロゴデザインを考えている場合は、縁取り箇所の色も考えなければなりません。

例えば背景写真が紅葉で文字色には青色を選択している場合、縁取り箇所の色には紅葉に使われている赤やオレンジ系の色と文字に使われている青系の色は選ばないことが重要です。写真と文字色で暖色も寒色も使われている場合に有効活用できるのが無彩色でしょう。

白色や灰色、黒色などの無彩色は写真と文字の境目をはっきりとさせたいときに役立ちます。今回の例として挙げている背景写真が紅葉で文字色が青色である場合は、縁取り箇所の色に白色を使うと境目がはっきりとするので写真と文字の両方が見えやすくなるというメリットが得られます。

境目をはっきりとさせるのはイメージに合わないという場合は、縁取り箇所の色に中性色を使うのも1つの方法です。中性色は境目をはっきりとさせないものですが、暖色と寒色を上手く繋ぎ合わせてくれる役割を持っています。

写真のテイストで工夫するのも1つの方法

写真とテキスト文字を上手く組み合わせて理想のロゴデザインを作りたい場合には文字で工夫するケースが多いですが、写真で工夫するテクニックも存在します。それが写真のテイストを変えることでオシャレなロゴデザインを作る方法です。

例えば繁華街を大勢の人が歩いている写真を背景に使っている場合、初期の状態で写真を使うと繁華街が賑わっている印象が強くなりますよね。しかし、古風なイメージを持ったロゴデザインを目指している場合は、繁華街が賑わっているだけの写真ではロゴデザインのイメージに近いとは言えません。

このような場合であれば、写真をモノクロ加工してみるのが良いでしょう。モノクロ加工した写真を使えばレトロな雰囲気のある写真に変わるので、古風なイメージが強いロゴデザインが作りやすくなります。このように写真のテイストを変えるだけで自分のイメージしているロゴデザインに近いものを作りやすくなります。

このテクニックはロゴデザインの作成だけでなく、ポスター作成にも役立つので覚えておいて損はないでしょう。

→ロゴマーク作成を依頼した時の流れ

背景写真とのバランスを考えて文字を配置する

背景写真とテキスト文字を組み合わせるときには、背景写真と文字のバランスを考えるのが重要だと言えます。例えば街に人が大勢いて賑わっている様子を写真ではアピールしたいと考えている場合、その人が大勢歩いている場所に文字を配置してしまうとロゴを使って伝えたいことが正確に伝わらなくなります。

この場合であれば人が歩いていない場所に文字を配置するのが良いでしょう。具体的な話で言えば、写真の下側に人が歩いている場合、写真の上部に文字を入れることによってロゴデザインの全体的なバランスが良くなります。

バランスの良いものを作れれば、見栄えの良いロゴデザインに仕上がるでしょう。

写真と文字を上手く使って理想的なロゴデザインに仕上げよう

写真と文字を組み合わせるときにはフォントやカラー、写真のテイストなどを考えて工夫を続けるのが重要です。特に写真のせいで文字が読みにくくなることは避けたいので、太字フォントや縁取りで文字を見やすくしてあげるのは大切なポイントだと言えます。

写真と文字の両方を上手く活用して、自分の理想としているロゴデザインに仕上げていきましょう。