ロゴ作成をするときには自分で全てデザインすることもできますが、ツールを利用したり、デザイナーに注文したりすることもできます。ただ、選んだ方法によって気をつける必要があるポイントもあります。この記事ではロゴ作成をするときに選べる個々の方法について、どのようなことに注意しておいたら良いのかを詳しく解説します。
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ロゴ作成の全般的な注意点
ロゴ作成をするときにどの方法を選んだとしても押さえておくべき全般的な注意点をまずは紹介します。ロゴを作る目的を明確にして、何を満たしていればその目的を達成できるのかを最初に考えましょう。ロゴ作成をするシーンは多岐にわたっているので、それぞれのケースで個々に考える必要があります。
会社のロゴを作るときにはブランドイメージやブランドコンセプトを重視して作ることが大切になるでしょう。競合他社のロゴとの差別化を考えたり、商品などにプリントしたときの見栄えの良さを考慮したりすることも必要です。
サークルや各種団体の活動のためにロゴを作成することもあります。この場合にはメンバーの意思統一をするためのコンセプトを重視したり、サークルや団体の存在意義がわかるデザインにしたりするのが重要でしょう。娯楽目的であればメンバー全員が納得することが最も大切になることもあります。
この他にも学校のロゴを作ったり、イベントのためにロゴを用意したりするなど様々なシーンが考えられます。細かな点では違いがありますが、共通しているポイントとして事業や活動内容、メンバーなどを象徴するロゴにすることが求められている場合がほとんどです。
それに加えてどんな意味合いを持たせたいかをよく考えて作成を進めるようにしましょう。
自作するときに注意すべきこと
ロゴを一から自作するときには目的を見失わないように注意しましょう。自作はイラストを描いたり、CGを作成したり、テキストをグラフィック化したりといった形で様々なアプローチを選んでデザインを作ることができます。
自由度が高いメリットがある反面、凝り始めてしまうともともとの目的から外れてきてしまうことも多いのが特徴です。初期段階でしっかりと目標を定め、何が満たされている必要があるかを細かくリストアップしておくようにしましょう。
チェックリストを作って全ての要件を満たしているかどうかを細かく確認するようにすると失敗がありません。また、デザイナーとしてのスキルがあまりないとイメージしているようなロゴを作るのが困難な場合もあります。
スキル不足でロゴの品質が下がってしまうと、今後、ロゴを使っていくときにいつも気になってしまうことは否めません。フリー素材を使用したり、デザイナーを利用することも検討したりして、想定していたような品質には到達できるように工夫をするのも大切です。
スキル不足を勉強して補うというのも方法の一つなので、急いで作らなければならないわけではないなら少し勉強する時間を確保してみるのも良いでしょう。
ツールを利用するときの注意点
ロゴ作成はツールを活用すると簡単になります。
自作するときには画像作成ソフトや画像編集ソフトを利用するのが一般的ですが、ロゴ作成自動ツールを使うとデザイン技術がほとんどなかったとしてもスムーズにロゴを作ることが可能です。
自動作成ツールを使う上で注意しなければならないのが類似ロゴがたくさんできている可能性があることです。
自動作成ツールにもいくつか種類があり、それぞれでできるロゴのデザインには多かれ少なかれ違いがあります。ただ、同じツールを使って自動作成したロゴは見た目が類似していることが多いので注意が必要です。簡単に作れることからよくロゴ作成に使用されるようになっているので、特に競合がある場合には比較してみるようにしましょう。
ツールを利用するときには使用可能な範囲についても注意しなければなりません。個人としての使用やNPO法人での利用などは無料でも、商用利用になると有償になることもあります。フリーソフトのロゴであれば使うことができても、有料ソフトでは使えないといった制限があることもないわけではないので、目的に応じて利用可能なツールを選ぶのが大切です。
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デザイナーに依頼するときの注意事項
デザイナーに依頼してロゴ作成をしてもらうのはデザインの知識もスキルもなくてもイメージしているようなロゴや、期待以上に美しいロゴが手に入るのがメリットです。ただ、デザイナーに依頼するときには費用対効果や制作期間に注意する必要があります。
ロゴ専門のデザイナーというケースは少ないので、あくまで他の様々なデザインを手掛けている合間にロゴをデザインしてもらうことになります。その経験が十分にないとなかなかイメージ通りのロゴを作ってもらえないでしょう。
他の依頼が多いタイミングではかなり長い日数がかかってしまうこともあります。納得できるロゴを一回で納品してくれるかどうかもはっきりとわからないのも確かです。要望と違うロゴだった場合の対応や、作成してもらうロゴの数などはきちんと交渉してから依頼しましょう。
使いたいと思わないロゴを作成してもらったのでは意味がないので、多少費用がかさんだとしても納得できるまで手直しを続けてもらえるようにするのが賢明です。
失敗しないための方法の選び方
このようにどの方法を選んでも注意すべきポイントがあるのは確かで、メリットを考えても甲乙つけがたいことも多いでしょう。どの方法を選ぶべきかで悩んだときには、目的に立ち返って考えて自分のデザインスキルと照らし合わせて考えるのが適切です。
腕があるなら自作をまず検討した方が自由度も高くてコストパフォーマンスも高いでしょう。一方、品質重視で仕上げなければならないときにはコストをかけてでもデザイナ―に依頼するのが良策です。ほどほどな出来栄えのロゴがあれば十分なときなどにはロゴの自動作成ツールの利用を検討すると良いでしょう。
注意すべきポイントを押さえてロゴを作成しよう
ロゴは作成の仕方によって注意すべきポイントが異なります。自作するときには目的から外れないように注意し、自動作成ツールを使うときには利用範囲や強豪との差別化に留意することが大切です。デザイナーに依頼するときには費用対効果を重視して決めましょう。
どの方法を選ぶ場合にも目的を明確にして作成するようにするのが最も肝心です。
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