立派なロゴを作成するにはペイントショップなどの高いグラフィックソフトが必要だと考えているかもしれません。しかし、高いソフトは必要なく、フリーソフトとして配布されているgimpを使って作ることが可能です。
こちらでは導入方法を詳しく説明するので、できる限り安い費用で立派なロゴを作りたいと考えているのなら参考にしてください。
gimpは魅力的なグラフィックソフト
gimpという名前を初めて聞いた方は、『無料なので機能は大したことはないだろう』と考えるかもしれません。
そのため、立派なロゴを作りたい方は、有料で高機能のグラフィックソフトの導入を予定している場合もあるでしょう。
しかし、gimpは無料で配布されているので、とりあえず試してみることをおすすめします。高機能のグラフィックソフトに負けないくらいの機能が備わっているため、高価な製品を購入する前に使ってみましょう。一度使ってみれば、たくさんの機能が用意されていて、ロゴ作りには十分すぎるほどだと感じられるはずです。
ちなみに、gimpは最近登場したソフトではなく、20年以上もの歴史があるソフトです。その間、数多くのバージョンアップが行われてきたので、高機能だけではなく使いやすさもしっかりと実現しています。
たくさんの設定項目が用意されているため、自分好みに設定すれば、より便利にロゴを作れるようになります。
まずはオペレーションシステムをチェック
gimpはインターネット上で配布されているフリーソフトなので、ダウンロードしてインストールする必要があります。そのためには、現在使っているパソコンがウィンドウズなのかマックなのか判別しなければいけません。
しかし、普段からパソコンを使っているのなら、どちらのオペレーションシステムなのか間違うことはないでしょう。もちろん、フリーソフトなので間違った場合は、すぐに別のものをダウンロードして導入を試みることができます。
そのため、オペレーションシステムがよく分からないのなら、いろいろなタイプをとりあえずダウンロードして、導入できるかどうかを確かめてみるのもよいでしょう。
間違ったものをインストールしようとしても、パソコンが壊れてしまうようなことはありません。
ただし、間違ったものをダウンロードした場合、消さない限りファイルが残り続けてしまいます。それではハードディスクやSSDの容量を食い潰した状態になるので、きちんと削除するようにしましょう。
gimpをダウンロードをしよう
どれを使うべきなのか判断できたのなら、早速ダウンロードをしてみましょう。gimpはいろいろなところで配布されているため、ダウンロードするのは難しくはないです。一番最新のものが欲しいと考えるのなら、gimpの公式サイトを訪れれば手に入れることができますが、日本語のサイトは用意されていません。
ただし、ダウンロードボタンが分かりやすいところにあるため、少しの英語力があれば手に入れるのは簡単です。対応するオペレーションシステムがきちんと書いてあるはずなので、パソコンに合ったものをダウンロードしましょう。
もしも、英語が分からなかったり苦手意識があったりするのなら、日本のサイトから手に入れることをおすすめします。大手のフリーソフトをダウンロードできるサイトで配布されているため、そちらから手に入れられます。
ただし、公式で配布されているものよりもバージョンが古い場合もあるので気をつけましょう。古いからといって動かないということはないですが、機能が劣っていたりバグが残っていたりする可能性があります。もしも、古いバージョンのgimpに不満があるのなら、サイト翻訳などを使い、英語の公式サイトから頑張ってダウンロードをしたほうが満足できるでしょう。
インストールは簡単
ソフトによってはフォルダを展開をして、中にある実行ファイルをクリックするだけで使えるものもあります。しかし、gimpはパソコンにインストールしなければ使えないタイプのソフトです。インストールには特別な操作は必要なく、ほかのソフトと一緒なのでこれまでパソコンを使ってきているのなら誰でも簡単に導入できるはずです。
導入が無事に終わったのなら、gimpを起動して、正しくインストールできたのかチェックをします。パソコンのスペックによっては起動まで時間がかかるかもしれないので、焦ることなくgimpが立ち上がるのを待ちましょう。
起動ができて、きちんと動くのを確認できたのならインストールは終了です。なお、gimpは日本語に翻訳されているはずですが、起動された画面は英語になっている場合があります。そのときは、設定画面で言語の選択があるので、英語から日本語に変えるようにしましょう。
そうすれば、ユーザーインターフェースがすべて日本語になるため、英語が分からなくてもロゴの作成ができるようになります。ちなみに、インストールが必要なく、USBメモリなどに入れて持ち運べるポータブル版も配布されています。
もしも、自宅のパソコンだけではなく、いろいろなところのパソコンで使いたいのなら、ポータブル版の利用を考えましょう。もちろん、そちらも無料で配布されているので、インストール版とポータブル版を併用するのも賢い使い方だといえます。
→ロゴデザインの作成はテクニックで変わる!背景の透明化を活用したテクニックを紹介
使い方はネットや書籍で覚える
ペイントショップもそうですが、高機能のグラフィックソフトはやれることが多すぎて、何から手を付ければよいのか分からない場合があります。gimpもその傾向があるため、初めて使う方はどうすればロゴを作成できるのかまったく理解できないかもしれません。
そのときは、使い方がネットに載っているので、調べながらロゴを作っていきましょう。初心者用から上級者用まで、さまざまなコンテンツがネット上にはあるため、きちんと調べれば使い方に困ることはないはずです。もしも、調べるのが面倒だと感じたのなら、gimpの使い方が詳しく説明されている書籍を購入しましょう。
フリーのグラフィックソフトとして有名なgimpは、さまざまなところから使い方を説明した書籍が販売されています。gimpの使い方に精通したプロのデザイナーが説明してくれているので、ネット上で公開されている無料のコンテンツよりも分かりやすいです。
基本的な使用方法しか載っていない薄い書籍から、本格的な使用方法が載っている分厚い書籍までさまざまあるため、自身が求めるロゴのクオリティによって買うものを選びましょう。
gimpを使いこなそう
gimpには便利で優秀な機能が数多く備わっているため、デザイン力さえあれば、プロのデザイナーのようなロゴを作成することもできます。また、gimpを使いこなせれば、ロゴ作成以外にもいろいろなことができるようになります。
絵を描くこともできますし写真のレタッチだってできるので、グラフィックに関するソフトが欲しいのならインストールしておいて損はないでしょう。